3/4実施 学生向けティーチインイベントレポート

公開から一ヶ月が経った今も、“レジェバタ旋風”の勢いはまだまだ留まることを知らない本作にて、3月4日(土)に学生向けティーチインイベントを行いました!

ステージに登壇したのは、本作で明智光秀を演じた宮沢氷魚、監督の大友啓史、プロデューサーの井元隆佑の三名。

オファーをもらった時の感想について、宮沢「これまで若い人が明智光秀を演じた作品がなかったので、ハードルがあった」という一方で、「大友監督の作品ということもあり、新しい解釈がされて、素晴らしい明智になるのではと前向きな気持ちになりました。」と当時を振り返りました。そして、自身の身長が184cmあることから「時代劇に出られるとは思っていなかった」そうで、それに対して大友「リアルに再現しようと思うとできないことが多い」「“温故知新”、真似をするのではなく、取り入れたものを違うものとして吐き出すことが大事」と大友ならではの考えを打ち明けた。そして、「“見目麗しい光秀”という脚本を読んだ時に、宮沢さんしか思い浮かばなかった」と、熱烈なオファーだったと、宮沢に熱い視線を向けました。

 

本イベントは、「新しい時代劇を若い人にも届けたい」「これからの映像業界の未来を担う若い世代と映画の話がしたい」という大友の強い思いから実現に至り客席には多くの学生が集まりましたが、映画館で映画を観る意味や、海外に向けて日本の映画を発信する意味など鋭い質問が飛び出し、学生たちとの熱いキャッチボールが行われ、これからの映像業界の明るい兆しを感じさせるものとなりました。

 

イベント最後には、集まった観客に向けて、宮沢からは、「これからの映像業界はみなさまが担っていくと思うので、楽しんで盛り上げていただけたらと思います。いつか皆さんと一緒にお仕事ができる日が来るのを楽しみにしています。」

 

大友から、「映画は“集団芸術”。観客のみなさんとのコミュニケーションがなければ完成しないメディアです。いろんな可能性がまだまだあるので、是非この世界に飛び込んできてもらって、ご一緒できる日が来れば嬉しいです。」と、メッセージを送りました。